QRコード
QRCODE
庄内・村山・新庄・置賜の情報はコチラ!

山形情報ガイド・んだ!ブログ

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 63人
プロフィール
ひろぴ
ひろぴ
「おくりびと」に感動していきなり訪れた庄内。庄内の美しさ、庄内人の気高さに魅せられて1年4カ月で20回庄内を旅し、ついに2010年3月庄内に移住。観光協会専門員~ホテル営業室長~大学助教を経て私立高校長になったドラマのような10年間を過ごし、2020年4月に移住生活を卒業した。遠く離れた千葉でも山形・庄内の豊かさに魅せられ、勝手に庄内観光大使活動を繰り広げている。

2015年10月13日

なぜだろう

早いものでもう10月、今年度も半分を過ぎましたね

皆さんは如何お過ごしでしょうか

私の2015年度上半期は、とにもかくにも「勉強」の二文字でした

10月末に控えた資格試験のため、勉強を始めたのが4月。

大学教員としての仕事と今年入学した大学院、そして「酒田おもてなし隊」をはじめとする

大好きな地域活動と各種講演をしながらの、受験勉強。

秋以降は可能な限り「起きてる時間はずっと勉強」といった日々を過ごしています。


なぜだろう




そんな中、自分に課した勉強量を達成したので昨日は久々に映画を観てきました。

50歳の聡明な女性、大学教授として言語学を教える主人公が若年性アルツハイマーに罹患し

記憶を失っていくその生き方を描いた「アリスのままで」という映画。



一般的に人は「死」を恐れるといわれている。

その関連から「老い」を恐れる人も多いのではないか、なぜ、人は老いを嫌がるのだろう?

そんなことを考えました。




なぜだろう





赤ん坊の誕生から子供の成長は、誰もが喜ぶことです。

それはなぜか

「出来ることが増えていくから」

その反対で「老い」が嫌がられるのは

「出来ていたはずのことが一つずつ出来なくなっていく事実を

目の当たりにするから」なのではないか。




「アリスのままで」は、まだ若く聡明な主人公が来ないことが増えていく自分

無能になっていく自分と葛藤する苦悩の姿が描かれていました




できていたはずのことが、一つずつ出来なくなっていく

人は言語によって思考を構築し

言語によって相手に伝え

言語によって関係性を作っていく生き物

それが、記憶を失い言語を失っていく

体は機能していても、人として生きていけない



それがどれだけの苦しみなのか



言語というものの重みを考えさせられ

無能になっていくということの意味を突きつけられました


今勉強しているのが、日本語教育学で言語を使っていく分野のことであり



伝えるということ

言語を使うということ

関係性の中で人は生きていく動物だということ

出来ていたはずのことができなくなっていく恐怖



いろんな事を考えた時間でした


でも、私なりに出した現段階の結論は

「老い」は生まれた時から始まっているが

やり方次第で、決して忌み嫌うものでもなく

逆に、知識と経験からの引き出しがたくさん自分の中にあるだけ、豊かな生き方を

作り出せる


そして、それは、都会より自然がいつも目の前にある地方という環境の方が

好都合ではないかと思いました。



なぜだろう





なぜなら、こんなに辛い受験勉強も

ふと空を見上げると美しい鳥海山と広い空、悠然と流れる雲、最上川。。。。

その色を変え季節を伝える庄内平野一面の田んぼ


これらが私に力を与えてくれているからだと痛感するからです。


さて、勉強に戻ろ!

では、また








Posted by ひろぴ at 11:58│Comments(2)
この記事へのコメント
相変わらず頑張ってますね。
ひろぴさんもご存知のように千葉と酒田では気候や周りの風景が大変な違いがあります。
増しては立谷沢とは。
千葉に来て数年は季節感の無さに戸惑いました。
たまには映画も良いですね。
私のいた頃の酒田には映画館が5箇所あったなんて今では知らない人の方が多いかも。
頑張りすぎても体調を崩さないようにね。
Posted by pm at 2015年10月14日 12:15
pmさま

ありがとうございます、空気がよくて水が美味しくて、
イラッとくることがほとんど無くなったので、仕事はハードでも、体調は崩さないんですよ。

幸せです、庄内で。
Posted by ひろぴひろぴ at 2015年11月23日 22:42
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。