ケヤキキョウダイ

ひろぴ

2014年12月07日 20:33



山形は雪景色となりました



(12月6日の最上川の雪景色です)


雪は嫌い、冬は嫌いという方が多いですが

私は、雪化粧した景色を見ると、ホッとして心が落ち着いてきます





確かに庄内は風が強く吹雪に見舞われるときは「きびし~な~」とは思いますが

でも、待っていればいつかはこの「吹き」も止むのです

小説月山で「吹きが止むとき・・」というものがあり、このイメージがわかるようになったなと






今日7日は、鶴岡市温海の浜中集落一日研修会に講師としてお招きいただきました


(温海浜中公民館にて)



ここは、なんと

なんと

なんと、

あの「ケヤキキョウダイ」の土地なのです







私は、移住した頃、何かの雑誌でこの「ケヤキキョウダイ」のことを読み

驚くとともに、それを今も伝えているところに感激し

感服したのです

その浜中にご縁をいただけるなんて、とっても嬉しくこの日を迎えました



ケヤキ、、、、欅と関係あるのかと思っていましたが

「契約」が「ケヤキ」になったのだそうです






浜中のケヤキキョウダイは、集落の女の子12~13歳の子が

12月28日に藁のくじを引いてケヤキキョウダイの契を交わす

大晦日にはひと組の布団に一緒に寝て、新年を迎える

くじ引きでケヤキキョウダイの契を交わしたものは、結として、結婚の時

お産の時など助け合い生涯わたって交際を続ける。。。






詳しくはネットで見ていただくと良いのですが、

江戸時代には始まっていたそうです

この習俗が今も続けられている・・・すっごいですよね~

も~こういったものに出会うと、「庄内最高!」って胸が高鳴るのです

貴重な資料や本を貸していただきました

ずっと思い続けていた人に会えたような、

とても感動の出会いです




冬場に男性が出稼ぎに行くことから始まったのではないかと想像していましたが

浜中の男衆は「大工」としての技術が高かったとのことで

自治会長の口からも「東京大工」「大阪大工」「北海道大工」といった

固有名詞がポンポン出てきました








「ケヤキキョウダイ」は浜中地区の人だけで代々受け継がれてきた習俗ですから

もちろんそれは、大事に守りながら



違ったレベルでそのような結をよその人と結ぶことは

できないかなって思ったりします



山形の温海の浜中というところに、神様に結んでもらった姉がいるのよとか

妹がいるのよと言うような繋がりって、

私には姉妹がいないので、そんな人がいたら嬉しいなって

特に都会にひとりでいたら思うだろうなって感じるのです



あっ、そうそう、自治会長から

空家があるから、ぜひ住んでくださいとも言っていただきました

移住したい人、いかがですか??








それから、今日は驚きの庄内言葉を教えてもらいました

庄内では

「食べる」→「く」

「食べるか?」→「け」

「Let's eat」→「こ」というのは学んでいましたが

ここ浜中では、そう言わないとのこと

「け」→「ふぇ」というそうです

「く」は「ふぃ」なのかな???確認しなかった

Fの発音だそうです


本当に奥の深い庄内・・・魅力は尽きません・・