庄内雑感①

ひろぴ

2020年04月17日 02:55


10年の庄内生活は、とても思い出深く、私の人生において

ミルフィーユのように幾層にも感慨深い記憶を作り

残してくれました。

しばらくは、今だから語れる思い出話を綴って行こうと思います


庄内で手がけさせてもらったプロジェクトや活動は、とても両手で数えられる

ものではありません。庄内を去るに当たり、一つだけ自負できることは

これらのプロジェクトは私が離れたあとも、継続されている、ということです。







槇島ほうきも、槇島ほうきの会の皆さんが継続し、小学校だけだった

体験プログラムも山形大学さんや観光客にまで広がっていること。

ふるさと納税に展開されていること。

今も、種まきと刈り取りのプログラムに参加者が来てくれていること。

地域に根付いていることをとても嬉しく思います。

当初、私が拘ったのは、継承するためにはビジネスにすること

お金に換算できる商品にしていくことでした。

それも実現しているようで、豊かな充足感と満足感に浸っています。









始めた頃は、地域の人たちが会話をはじめると、方言がしっかり残っているので

何をテーマに話しているのかさえ理解できないこともありました。


忘年会に誘ってもらって、おじいちゃんやおばあちゃんが、ちょっと

Hな踊りや歌でゲラゲラ笑っていること。

伊勢参りの「小伊勢講」という集まりにも声かけて同席させて

もらえたこと












12月9日の「大黒様のお歳夜」にも呼んでもらいましたが

初めて聞いたとき「何を落とすんだろう?」と思ったもんです。


夏の暑い時に朝5時に集まり「ほうききび」の刈り取りを行ったこと

観光プログラムにしたので、6つある畑にみなさんを案内して、

私は携帯で各畑の進捗状況を確認のため連絡しようとしても

じいちゃんたち、誰ひとり出てくれなくて、自転車であちこちに飛び地している

畑を走り回ったこと






都会からの参加者さんに、釜で炊いた新米の炊き上がりの匂いを

経験させたくて、と伝えたら、庄内町中で釜探しが始まり

蓋が見つからないとなったとき、そっと手作りで作ってくれた方






でも、当日、遅れてはいけないと心配したお母さんたちがずいぶん早く

ご飯を炊き上げてしまったので、「ふわ~!」の炊き上がりの匂いを

味あわせて差し上げることができず。。。。笑い話ばかりです。



楽しい思い出です。



2020年4月16日庄内浜に沈む夕陽
(山の仲間が撮影した写真です、池田さんありがとう)