2020年04月17日
庄内雑感①
10年の庄内生活は、とても思い出深く、私の人生において
ミルフィーユのように幾層にも感慨深い記憶を作り
残してくれました。
しばらくは、今だから語れる思い出話を綴って行こうと思います
庄内で手がけさせてもらったプロジェクトや活動は、とても両手で数えられる
ものではありません。庄内を去るに当たり、一つだけ自負できることは
これらのプロジェクトは私が離れたあとも、継続されている、ということです。
槇島ほうきも、槇島ほうきの会の皆さんが継続し、小学校だけだった
体験プログラムも山形大学さんや観光客にまで広がっていること。
ふるさと納税に展開されていること。
今も、種まきと刈り取りのプログラムに参加者が来てくれていること。
地域に根付いていることをとても嬉しく思います。
当初、私が拘ったのは、継承するためにはビジネスにすること
お金に換算できる商品にしていくことでした。
それも実現しているようで、豊かな充足感と満足感に浸っています。
始めた頃は、地域の人たちが会話をはじめると、方言がしっかり残っているので
何をテーマに話しているのかさえ理解できないこともありました。
忘年会に誘ってもらって、おじいちゃんやおばあちゃんが、ちょっと
Hな踊りや歌でゲラゲラ笑っていること。
伊勢参りの「小伊勢講」という集まりにも声かけて同席させて
もらえたこと
12月9日の「大黒様のお歳夜」にも呼んでもらいましたが
初めて聞いたとき「何を落とすんだろう?」と思ったもんです。
夏の暑い時に朝5時に集まり「ほうききび」の刈り取りを行ったこと
観光プログラムにしたので、6つある畑にみなさんを案内して、
私は携帯で各畑の進捗状況を確認のため連絡しようとしても
じいちゃんたち、誰ひとり出てくれなくて、自転車であちこちに飛び地している
畑を走り回ったこと
都会からの参加者さんに、釜で炊いた新米の炊き上がりの匂いを
経験させたくて、と伝えたら、庄内町中で釜探しが始まり
蓋が見つからないとなったとき、そっと手作りで作ってくれた方
でも、当日、遅れてはいけないと心配したお母さんたちがずいぶん早く
ご飯を炊き上げてしまったので、「ふわ~!」の炊き上がりの匂いを
味あわせて差し上げることができず。。。。笑い話ばかりです。
楽しい思い出です。
2020年4月16日庄内浜に沈む夕陽
(山の仲間が撮影した写真です、池田さんありがとう)
Posted by ひろぴ at 02:55│Comments(6)
この記事へのコメント
高い志を持ち、次の挑戦をなさるのですね。庄内が嫌いになるような出来事があったのではないかと心配していましたので、安心しました。庄内の若者たちに夢を与えてくださり、ありがとうございました。
Posted by 元川崎在住の記者 at 2020年04月27日 10:52
高い志をもって次の挑戦をするために、庄内を去ったわけではありません。私の目指す教育に賛同して入学してくれた子供や保護者、一緒に汗をかいてくれた先生たちを悲しい思いにさせ私自身も残念な思いで去るのです。
この子達を置いて、直ぐに何かを目指す意欲が出るほど、私は心が合理的ではないです。 ある部分で庄内に失望したのは事実です。
この子達を置いて、直ぐに何かを目指す意欲が出るほど、私は心が合理的ではないです。 ある部分で庄内に失望したのは事実です。
Posted by ひろぴ at 2020年06月04日 18:11
また、ブログぜひ更新して下さい。
娘と楽しみにしています。
地元のもっと良い所、違う目線で教えることはなかなか難しいので、思い出話でも構いません。どんな所からも見守ってもらっていると信じています!
そして、前向きになれる言葉づかいの
素敵な一言大好きです!そして、ひろ子さんとのこの出逢いを
我が家は大切にしていきたいと思っています。
娘と楽しみにしています。
地元のもっと良い所、違う目線で教えることはなかなか難しいので、思い出話でも構いません。どんな所からも見守ってもらっていると信じています!
そして、前向きになれる言葉づかいの
素敵な一言大好きです!そして、ひろ子さんとのこの出逢いを
我が家は大切にしていきたいと思っています。
Posted by チェリー2の母 at 2020年06月05日 22:04
チェリー2の母様
ありがとうございます。今後、もっと私の本領を発揮できる場を構築する予定です。ブログは、誰が見ているかわからないので。本音を語り合う場を作りますから、その時は参加してくださると嬉しいです。
ありがとうございます。今後、もっと私の本領を発揮できる場を構築する予定です。ブログは、誰が見ているかわからないので。本音を語り合う場を作りますから、その時は参加してくださると嬉しいです。
Posted by ひろぴ at 2020年07月01日 23:02
はじめまして。
私は関西から鶴岡に嫁いで18年、いろいろ複雑な気持ちを抱えながらなんとか頑張ってきた、という感じです。中原さんが酒田南の校長になられた時は正直心配しました(大きなお世話ですが)
今日の新聞で酒田南の校長が中原さんでないので、?と思いネットを開いてお辞めになったことを知りました。ビックリと同時に、何も理由も知らないくせに「やっぱり!」と思ってしまいました。
ずっと、一度お話ししたいと思っていたのです。
I have been disappointed in Syonai.
なものですから。
今はどこにおられるのでしょうか?
私は関西から鶴岡に嫁いで18年、いろいろ複雑な気持ちを抱えながらなんとか頑張ってきた、という感じです。中原さんが酒田南の校長になられた時は正直心配しました(大きなお世話ですが)
今日の新聞で酒田南の校長が中原さんでないので、?と思いネットを開いてお辞めになったことを知りました。ビックリと同時に、何も理由も知らないくせに「やっぱり!」と思ってしまいました。
ずっと、一度お話ししたいと思っていたのです。
I have been disappointed in Syonai.
なものですから。
今はどこにおられるのでしょうか?
Posted by さちえ at 2020年07月30日 15:51
さちえ様
色々ありますよね。10年を過ごしました。今は庄内を離れて、移住前に住んでいた土地にいます。いろんなことあり、当初は様々な思いが去来しましたが、時間が経つと、楽しかったこともたくさんあったと思っています。関西からだと、余計に感覚が違っていて大変なのではないでしょうか。私も、そばよりうどん、しかも出汁は薄いのが好きなタイプですので。
色々ありますよね。10年を過ごしました。今は庄内を離れて、移住前に住んでいた土地にいます。いろんなことあり、当初は様々な思いが去来しましたが、時間が経つと、楽しかったこともたくさんあったと思っています。関西からだと、余計に感覚が違っていて大変なのではないでしょうか。私も、そばよりうどん、しかも出汁は薄いのが好きなタイプですので。
Posted by ひろぴ at 2020年08月26日 21:51